更新日 2024.08.21
自社EC構築の完全ガイド!初心者でも成功する7つのステップ

自社ECの構築を検討されている方々へ。
本記事では、自社ECサイトの立ち上げまでを、初心者にもわかりやすく7つのステップでご紹介します。
コスト削減と売上アップを実現する自社EC、その構築方法をマスターして、ビジネスの新たな可能性を広げましょう!
1. 自社EC構築の基礎知識
自社ECサイトを構築する前に、まずはその基礎知識を押さえておきましょう。
自社ECとは
自社ECとは、自社で運営するオンラインショップのことを指します。大手ECモールに出店するのではなく、独自のウェブサイトで商品を販売する形態を指します。
自社EC構築4つのメリット
自社EC構築には以下のようなメリットがあります。
①中間マージンの削減
中間業者を介さないため、利益率の向上が見込めます。
②ブランディングの自由度向上
自社サイトでの販売により、ブランドイメージを統一的に打ち出せます。
③顧客データの直接管理
顧客の声を直接聞き、迅速な対応が可能になります。
④柔軟な販売戦略の実現
購買行動データを直接収集し、マーケティング戦略に活用できます。
2. 自社EC構築の7つのステップ
自社ECサイトの構築は、以下の7つのステップで進めていきます。
ステップ1:事業計画の策定
自社ECサイトを構築する前に、まずは明確な事業計画を立てることが重要です。以下の点について検討しましょう!
- ターゲット顧客の明確化
- 販売する商品やサービスの決定
- 価格設定と利益目標の設定
- 競合分析
- 差別化戦略の立案
- 初期投資額と運転資金の試算
事業計画を立てることで、自社ECサイトの方向性が明確になり、以降のステップがスムーズに進みます。
ステップ2:EC構築方法の選択
次に、自社ECサイトを構築するためのプラットフォームを選択します。主な選択肢は以下の表にまとめています。
構築方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
ASP型 | ・初期費用が低い ・専門知識がなくても始められる ・すぐに利用開始可能 ・セキュリティ対策が充実 ・アップデートが自動で行われる | ・月額利用料が継続的にかかる ・カスタマイズに制限がある ・他社と似たようなデザインになりやすい ・サービス終了のリスクがある |
オープンソース型 | ・初期費用が低い(多くの場合無料) ・カスタマイズの自由度が高い ・多数のプラグインや拡張機能が利用可能 ・コミュニティのサポートが得られる | ・技術的な知識が必要 ・セキュリティ対策は自己責任 ・アップデートやメンテナンスの負担がある ・高度なカスタマイズには費用がかかる |
パッケージ型 | ・ある程度のカスタマイズが可能 ・安定性が高い ・サポート体制が整っている ・セキュリティ対策が充実 | ・初期導入費用が高い ・カスタマイズに一定の制限がある ・バージョンアップ時に追加費用が必要なことがある ・他社と機能面で差別化しにくい |
フルスクラッチ型 | ・完全にオリジナルのサイトが作れる ・細かな要望に対応可能 ・他社との差別化が図りやすい ・将来の拡張性が高い | ・初期開発コストが非常に高い ・開発期間が長い ・高度な技術力を持つ開発者が必要 ・セキュリティ対策から全て自己責任 ・保守・運用コストが高い |
自社の規模、予算、技術力などを考慮し、最適な構築方法を選択しましょう!
ステップ3:デザインとユーザビリティの設計
選択したプラットフォームに基づき、ECサイトのデザインとユーザビリティを設計します。以下の点に注意しましょう。
- ブランドイメージに合ったデザイン
- 直感的な操作性
- モバイルフレンドリーなレスポンシブデザイン
- 商品検索機能の充実
- スムーズな購入プロセス
- セキュリティ証明書の表示
プロのデザイナーやUX専門家に依頼することで、より洗練されたデザインと使いやすさを実現できます。
ステップ4:決済システムの導入
安全で利便性の高い決済システムを導入することは、自社ECサイトの信頼性向上と売上アップにつながります。主な決済方法には以下があります。
- クレジットカード決済
- 銀行振込
- コンビニ決済
- 電子マネー
- QRコード決済
複数の決済方法を用意することで、顧客の利便性が向上します。また、PCI DSSなどのセキュリティ基準に準拠した決済システムを選択することが重要です。
ステップ5:在庫管理システムの構築
効率的な在庫管理は、自社ECサイトの運営において非常に重要です。以下の機能を持つ在庫管理システムを構築しましょう!
- リアルタイムの在庫数表示
- 在庫切れアラート機能
- 自動発注システム
- 複数倉庫の一元管理
- 販売予測機能
適切な在庫管理システムを導入することで、機会損失の防止と過剰在庫の削減が可能になります。
ステップ6:配送システムの整備
スムーズな配送は顧客満足度に直結します。以下の点を考慮して配送システムを整備しましょう!
- 複数の配送業者との連携
- 配送料金の設定(無料配送の条件など)
- 配送状況の追跡システム
- 国際配送への対応
- 返品・交換ポリシーの策定
顧客にとって分かりやすく、利用しやすい配送システムを構築することが重要です。
ステップ7:マーケティング戦略の立案と実行
自社ECサイトを構築しただけでは顧客は集まりません。効果的なマーケティング戦略を立案し、実行することが必要です。主な施策には以下があります。
- SEO対策
- コンテンツマーケティング
- SNSマーケティング
- メールマーケティング
- リスティング広告
- アフィリエイトマーケティング
- インフルエンサーマーケティング
各施策の効果を測定し、PDCAサイクルを回しながら継続的に改善を図ることが重要です。
3. 自社EC構築の注意点とトラブル対策
自社ECサイトを構築する際は、以下の点に注意し、トラブルを未然に防ぐ対策を講じましょう。
セキュリティ対策
顧客の個人情報や決済情報を扱う自社ECサイトでは、セキュリティ対策が最重要課題です。以下の対策を必ず実施しましょう。
- SSL証明書の導入
- 強固なパスワードポリシーの設定
- 定期的なセキュリティアップデート
- ファイアウォールの設置
- 不正アクセス検知システムの導入
- 定期的なバックアップ
法令遵守
ECサイトの運営には、様々な法令が関係します。主な関連法規には以下があります。
- 特定商取引法
- 個人情報保護法
- 景品表示法
- 消費者契約法
- 資金決済法(前払式支払手段)
これらの法令を理解し、遵守することで、トラブルを防ぎ、顧客からの信頼を得ることができます。
カスタマーサポート体制の構築
顧客満足度を高め、リピート購入を促すためには、充実したカスタマーサポート体制が不可欠です。以下の点に注意して体制を構築しましょう。
- 複数の問い合わせ窓口の設置(電話、メール、チャットなど)
- FAQ・ヘルプページの充実
- 迅速な返品・交換対応
- クレーム対応マニュアルの整備
- カスタマーサポートスタッフの教育
システムトラブル対策
ECサイトの停止は直接的な売上損失につながります。以下の対策を講じて、システムトラブルを最小限に抑えましょう!
- 定期的なサーバーメンテナンス
- 負荷分散システムの導入
- 冗長化構成の採用
- 24時間監視体制の構築
- 緊急時対応マニュアルの整備
まとめ
自社EC構築は、準備と実行に時間とコストがかかりますが、長期的には大きな利益をもたらす可能性があります。本記事で紹介した7つのステップを参考に、計画的に進めていくことが成功への近道です。
自社ECサイトの構築は、オンラインビジネスの新たな可能性を開く第一歩です。本記事を参考に、自社ECの構築に向けて計画を立てていきましょう!
以上、最後までお読みいただき、誠にありがとうございました!
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